2024/12/23 15:23
行事風景
241223 大掃除2024

最近、派手な?記事続いたので今日は「学校生活」からです。まずは昼休み。今日も沼島小中学校には穏やかで温かい風が吹いています

いよいよ2学期も明日の終業式で冬休みに入ります。いろいろあった1年です。今年1年をしっかり振り返って、後悔ではなく反省し、2025につないでいきたいですね。学校生活の一年を振り返ると、やはり「能登半島地震支援活動」です。途中で豪雨災害にも見舞われさらに大変な状況となった能登半島です。本当に児童生徒達は募金活動にがんばり、10/27~29の支援活動では小学生、中学生が力を合わせ充実した3日間となりました。「沼島から元気を届けたい!」と行った能登半島ですが、元気を届けるとともに、その自分達が現場で体験することで自らの心が磨かれ、多くの「学び」をいただきました。これから能登半島は雪の季節です。あの笑顔を見せてくれたおばあちゃん、おじいちゃん、そして、一緒に活動した子どもたち・・・からだなど壊さず元気に春を迎えることをお祈りします。

今日は「大掃除」です。「学校生活ではみんなで掃除しましょう」これは『日本型教育』の美点「心の教育」に属する活動です。先日、阪神の村上頌樹選手の講演を聞く機会があり子どもから「試合前に大切にしてやっていることは何ですか」との問いに「自分自身の部屋を改めて整理整頓すること」と答えています。もともと散らかっている状態が嫌いなようですが、登板前には「改めて自分を整理整頓し心も体も整える」ということでしょうか。今日、みんなも4月から使わせてもらった場所を熱心に掃除していました。理屈なしに「きれい」になると気持ちいいよね。

写真を撮ろうとすると、直ぐにVサインやサムズアップしてくれるのですが・・・今日はどんな「絵」を欲しているか?考えましょうね
決して、みんなが掃除しているのにマッキーで絵を描いて遊んでいるのではありません。使用可か不可が調べていました
濡らした新聞を小さくちぎって、バラまいて掃き掃除をしています。「森先生、なんで散らかしてるの」なんて思った人もいたようです
掃除の神髄、雑巾がけ!! モップもあるのに・・・合理性と「心の教育」のせめぎ合いです

【読み物】学校で清掃活動をするわけは?

「チューラパンタカ」の昔の拙文をあんしんネットで探していると、一覧の「NEW」に2023.7.20の記事が上がってきました。何名か1年数か月前の今より少し若い写真があります。自分の写真はあるかな?

ところで、チューラパンタカ??

昔々、お釈迦様に物覚えの悪い弟子チューラパンタカがいました。彼はお経が全く覚えられず他の弟子たちからはバカにされる存在でした。仏道をあきらめて家に帰れと言われにショックを受けたチューラパンタカはお寺の前で泣き崩れてシクシク泣いていました。

するとそこへお釈迦様が現れ「塵を払い、垢を除かん。」と唱えながらお寺を掃除しなさいといいました。あくる日からチューラパンタカはその教えを守ってひたすら掃除に励む日々を続けました。

三年たったある日、子供たちが自分がせっかく掃除したところを汚しました。「なぜ、せっかくきれいに掃除したのに汚すんだ!!」とつい、怒鳴りつけてしまいました。

そこで、チューラパンタカはお釈迦様の言葉の意味にハッと気づきました。

「毎日掃除しても塵や垢は全く無くならない。そうか!これは心の塵、心の垢と同じなんだ!だから毎日心を磨き続けなくてはならないんだ!」

それからも心を磨き続けたチューラパンタカはえらいえらいお坊さんとなりました。

その教えがあったから、お寺の学校で取り入れられ江戸時代の寺子屋にも引き継がれ現在まで学校の掃除が習慣になっています。現在は「子どもたちが協力して生活していく」という教育目的で学校の掃除が行われているようで仏教とは直接関係しません。

【番外編】  夢をカタチに!!

 「一人一人の夢を応援したい」 そんな思いで児童生徒たちの学校生活、活動を支援する沼島小中学校です。丸川プロジェクトも大きなテーマは「夢をカタチに!!」です。 南あわじ市は、今回、沼島に来てくれたウルフ・アロン選手のように「『ほんまもん』を体験しよう」と夢プロジェクトを行っています。12/19賀集小学校に阪神タイガースの村上頌樹選手が来ました。夢を応援するチャンスとばかりに、「沼島小は6年生ひとりだけなんです。野球好きで一人でも野球続ける!!と言っています。ぜひ、村上選手から激励のメッセージをいただきたい。ものすごい励みになると思います」とお願いにいくと快く「いいですよ」とペンを走らせてくれました。帰り際にも「『○○くんにがんばれよ』と伝えてください」(ついでに?「奈木先生にもよろしく」ということです。村上選手の中3の時の保健体育担当だって)というメッセージもいただきました。「夢をカタチに!!」お互いの夢を応援したいですね。