◆3月1日(水)、教育講演会(小西達也さんによる「歌とお話の会」)を開催しました。ご参加くださったPTA会員の皆様、ありがとうございました。
「車いすのシンガーソングライター」として長年活躍されている小西達也さんは、7曲の弾き語りを交えながら、様々なご経験に基づくお話を聞かせてくださいました。
・障害のある人や病気の人を見て、「どうしたんやろう」と感じることはあって当たり前だと思う。でも、それを言葉や態度に出してよいということではない。言葉や態度に出してよいかどうか判断するには、自分にあてはめること(自分が言われたりされたりしたらどんな気持ちになるかを考えること)。それが相手の気持ちを考える「心のアンテナ」だ。
・地元の小学校に入学することができず、親元を離れて病院のとなりにある養護学校に入学した。当時は行ける学校がそこしかなかった。さびしかったが、よい友達ができ、楽しい思い出もいっぱいある。今思えば、そこに子どもを置いて帰る父母のほうがよほどつらかったことだろう。
世界中には、戦争をしている国もあり、貧しい国もある。学校に行けない子がたくさんいる。毎日学校に来られるってことは、けっして当たり前のことではない。
・人間の力はすごい。どん底まで落ち込んでも、少しずつ上がってくる。「自分は何ができないか」ではなく、「自分は何ができるか」と考えることが大事。どうすれば自分らしく生きられるかということだ。
・音楽を通じて人のつながりが増えていった。自分の足で歩いて、自分の人生を歩んでいるという感じがした。夢や目標は、自分の生きるためのエネルギーになる。
何でもできる人なんていないし、だれにでもできること・できないこと、得意なこと・苦手なこと、好きなこと・きらいなことがある。ちがっていることを認め合い、助け合い、支え合うことが大切だ。
◆小西さんの明るく温かい語りと歌で、会場はやさしい空気に包まれました。様々な生きづらさを感じたときにそっと行く手を示してくれる道しるべのようなお話と歌でした。小西達也さん、どうもありがとうございました。
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