2023/3/6 13:02
お知らせ
自分らしく生きる

◆3月1日(水)、教育講演会(小西達也さんによる「歌とお話の会」)を開催しました。ご参加くださったPTA会員の皆様、ありがとうございました。

「車いすのシンガーソングライター」として長年活躍されている小西達也さんは、7曲の弾き語りを交えながら、様々なご経験に基づくお話を聞かせてくださいました。

・障害のある人や病気の人を見て、「どうしたんやろう」と感じることはあって当たり前だと思う。でも、それを言葉や態度に出してよいということではない。言葉や態度に出してよいかどうか判断するには、自分にあてはめること(自分が言われたりされたりしたらどんな気持ちになるかを考えること)。それが相手の気持ちを考える「心のアンテナ」だ。

・地元の小学校に入学することができず、親元を離れて病院のとなりにある養護学校に入学した。当時は行ける学校がそこしかなかった。さびしかったが、よい友達ができ、楽しい思い出もいっぱいある。今思えば、そこに子どもを置いて帰る父母のほうがよほどつらかったことだろう。

 世界中には、戦争をしている国もあり、貧しい国もある。学校に行けない子がたくさんいる。毎日学校に来られるってことは、けっして当たり前のことではない。

・人間の力はすごい。どん底まで落ち込んでも、少しずつ上がってくる。「自分は何ができないか」ではなく、「自分は何ができるか」と考えることが大事。どうすれば自分らしく生きられるかということだ。

・音楽を通じて人のつながりが増えていった。自分の足で歩いて、自分の人生を歩んでいるという感じがした。夢や目標は、自分の生きるためのエネルギーになる。

 何でもできる人なんていないし、だれにでもできること・できないこと、得意なこと・苦手なこと、好きなこと・きらいなことがある。ちがっていることを認め合い、助け合い、支え合うことが大切だ。

 

◆小西さんの明るく温かい語りと歌で、会場はやさしい空気に包まれました。様々な生きづらさを感じたときにそっと行く手を示してくれる道しるべのようなお話と歌でした。小西達也さん、どうもありがとうございました。

 

※写真等の取扱いにご注意を

 スポーツ大会や学年発表会等の行事の折にたびたびご協力をお願いしておりますとおり、トラブルを防止するため、撮影された写真・動画等のデータの取扱いにはくれぐれもご注意ください。

(以下、総務省「国民のための情報セキュリティサイト」より)

「SNSのような、基本的には特定の友人だけに公開しているサイトの場合であっても、個人に関する情報の公開には注意が必要です。SNSのプライバシー設定が不十分であったり、友人側の操作などにより、 自分の意図しない範囲まで情報が広まってしまう事例が発生しています。SNSとはいっても、インターネット上に個人に関する情報を公開していることにかわりはなく、自分の手の届かないところへ拡散していく危険性があるということを念頭に置いて、投稿内容を判断すべきです。」

 ご協力をよろしくお願いいたします。

この日の穏やかさにぴったりの「どこかで春が」で始まりました。(3月1日 教育講演会)
「わたしのふるさと/それはこの青い地球/いのちのふるさと」
またお会いできる日を楽しみにしています。