(続きです)
「チクチク言葉」をなくす
成長して自らの行動や発言を振り返り、さらには相手の心情を理解できれば、「チクチク言葉」や相手を傷つけた行為に反省したり謝罪したりできます。そして繰り返さないよう心がけることができます。
ただ、それに気づかないのであれば、周りから積極的に教えていかなくてはなりません。また、低い年齢の児童が未熟であったとしても、早く気付かせることがとても大事です。
気づかずに相手を悲しませる行為を続けていれば、やがて友達が離れていき、当人が不幸になってしまいます。そこで、子どもの「チクチク言葉」をなくすために、大人が支援できる方法として、いろいろ考えてみました。
〇子どもが、チクチク言葉を発した場合に、頭ごなしに叱るのではなく、「それを言われた相手は、悲しくなっているよ」と教える。その後「どうしたらいいの?」と考えさせる。
〇「チクチク言葉」を発してしまう場合は、心にストレスをためていることが多いので、その原因を解消していく。
〇何かいやなことを言われた(された)時には、同様に返すのではなくて、「それは、自分が悲しいからやめてください」と言える力をつけさせる。
〇日ごろから相手の良いところを見つける意識を育てる。
〇大人自身が「チクチク言葉」や「ネガティブ思考」に陥っていないかチェックする。
〇学校や家庭内でポジティブな環境を作り、「ふわふわ言葉」を積極的に使う文化を育てる。
思いつくままに書き連ねましたが、他にもよい方法やご意見があることでしょう。その場合、よろしければ本ホームページ上方、「アンケート」のアイコンからお進みいただき、お知らせください。
かけ合おう!ふわふわ言葉
大人も子どもも「幸福」は「良好な人間関係」が不可欠です。そのためにも心が温まる「ふわふわ言葉」を増やしていきたいものです。学校では言葉の使い方を含め、学習指導、生活指導を軸に子どもたちの健やかな成長と思いやりの心を育んでまいります。皆様とともに子どもたちの幸せを願っていますので、よろしくお願いいたします。
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。