ある日の朝、いつも以上に楽しそうに会話しながら登校してくる3人組の児童がいました。様子を伺うと、会話を英語のみ(日本語を使うと罰ゲーム?)で行っていました。子どもたちはお互いに自分の知っている英単語を駆使して何とか相手に伝えようと頑張っていました。
文法的なことはともかく積極的な姿勢がとてもほほえましく思いました。
夢中になりすぎて、始業時間ギリギリになっていたので、私は思わず「Let‘s go morning meeting 」(「児童朝会あるから急ぎましょう」のつもりです)。きっと英語の先生にしかられます(笑)
今回のテーマは「自分らしく行動」
話題は変わりますが、自分らしく行動(=自分の気持ちに正直に)できたら、ストレスをためずに次のような好循環となります。
自分のしたいことをする→人並み以上の成功や失敗を経験し成長できる→自己肯定が高まる→さらなる挑戦(したいこと)ができる。
他にも利点があって特にいいのは、「自分とは違う他人の考えや行動を尊重したり、応援したりできる」ということだと思います。
ところが「自分らしく行動」すると目立ちやすいので、多くの人は周りを気にします。注目されるのが恥ずかしいから自分の意見を出せなかったり、したいことを我慢したりしているのではないでしょうか。
自分の気持ちを抑えるばかりでは、何かしらの不満が生まれやすくなります。不満の心持であると、人のことを羨ましく思ったり、妬(ねた)んだりして他人の「その人らしさ」を認められないことがあるかもしれません。
私たちは他人を困らせないことを大事にしながらも、自分らしく行動できることを目指したいものです。
子どもと自分らしさ
さて、子どもたちの世界ではどうでしょうか。私は多くの子どもたちが周りにとらわれなく、自分らしく行動できているのではないかと思っています。
例えば「全校生が集まる集会で、発言を求められたときに1番に手を挙げる」「上手になりたいことがあれば、時間を忘れて練習する」「人の悪口を言っているグループにダメだとはっきり言う」「多くの人が乗っているバスで、真っ先にお年寄りに席をゆずる」などです。
最後の例は主に高校生ですが、あわ神あわ姫バスで私の父がよく席を譲ってもらっているそうです。
(続きます)