今回のテーマは「歯の健康と幸せ」です。先日、歯のことで本校の5年生と学びました。歯科医さんをお招きし、歯に関わる知識を深めたり、子どもたちの歯磨きの具合をチェックしたりしました。
永久歯は何本?
こちらの答えは、親知らず4本を含め32本とのことです。親知らずは生えなかったり抜いたりしますが、永久歯(大人の歯)が意外と多いことに驚く児童も多かったです。
私も小学生の時は20本くらいかなあと思っていましたが、それは乳歯が生えそろった時の本数でした。
6歳くらいから乳歯が永久歯に代わっていくため、小学生は歯が抜けていきます。これまでも多くの児童から「歯が抜けたよ」と報告がありました。
そのたびに私は「下の歯は屋根に向かって、上の歯は床下へ投げるんだよ。」(古い?)と言っていましたが、今はどうされているのでしょうか? 大切に保管されているご家庭があるかもしれません。
8020とは?
こちらの数字は何を意味しているでしょうか。5050ならドジャース大谷翔平選手の本塁打数と盗塁数の偉業(最終は5459)です。
8020は「80歳になっても20本以上自分の歯を持とう」という運動で、平成元(1989)年に当時の厚生省と日本歯科医師会が提唱しました。20本以上の歯があれば、食生活にほぼ満足できるので、幸せな生活に直結していると言えます。
自分の歯を大切にすると長く活躍してくれますので、子どものころから丁寧な歯磨きを身につけさせたいものです。
本校児童の歯の状態
いろいろな小学校で歯の健康学習を行う際は、「歯垢(しこう)染色液」を使っています。津名東小学校の5年生も実施しました。
「歯垢染色液」は歯磨き後に残っている歯垢や歯石を赤く染めますから、ブラッシングが不十分だと歯の色が赤くなってしまいます。
子どもたちの実施後を確認させていただきましたが、みんなきれいに磨いていたのか、さほど赤くなっていませんでした。優秀です。あとで聞きましたが、本校では虫歯の子が少な目とのことです。
赤く染まらないよう、染色直前の歯磨きを念入りにした児童もいたことでしょう。けれどもそんな気持ちを毎日の歯磨きで忘れないでほしいなと思います。
ちなみに歯医者さんが考える歯1本の価値は100万円だと言われています。健康な歯を失うことは、幸せな生活から遠のくことのようです。
(続きます)