(続きです)
虫歯は減っている
最も虫歯になりやすい食品は「飴玉、ガム」だそうです。理由は口の中に糖分が存在する時間が長くなり、虫歯菌が増えやすい状態だからです。私は好んで「飴玉、ガム」を口に入れていましたから、虫歯経験者です。最近の子どもたちはどうかなと思い調べました。
文部科学省「学校保健統計調査」では、「虫歯を有する者の割合」について結果が出ています。(下記は小学生の割合)
1991(平成3)年 89.34%
2001(平成13)年 75.59%
2011(平成23)年 57.20%
2021(令和3)年 39.04%
虫歯のある児童は減少傾向であり、そういえば以前に比べ虫歯の話題が少なくなっていると思います。
また先ほどの8020運動で、「80歳になっても20本以上自分の歯を持っている人」の割合は、1993(平成5)年で約10%だったのが、30年経ち2022(令和4)年で約51%(厚生労働省)に増えました。お年寄りになっても自分の歯を持つ方が増えており、こちらも運動の成果が出ているようです。
一方、歯周病は増加
進行した歯周病を有する者(4㎜以上の歯周ポケットを有する者)の割合は、高齢者に多く見られます。(20歳代で約5人に1人、50歳代以降は約2人に1人)
また、どの年齢階級においても2011(平成23)年調査と比べて2016(平成28)年調査では増加している(厚生労働省)とのことです。
歯周病は歯垢の中の細菌が増えることが原因なので、歯磨き不足や不健康な生活に注意が必要です。症状としては歯茎が腫れたり、歯が抜け落ちたりします。また歯周病の細菌が全身の健康リスクをもたらし、重症化すると心臓病や肺炎、糖尿病、認知症などを引き起こすそうです。
重篤な病気にならずとも、歯磨きや口内のケアを怠ると虫歯になったり、見た目や口臭で悪い印象を与えたりします。
歯磨きとともに検診も
健康的な歯を保つために、できるだけ若い年齢から、歯磨きを丁寧にしたり、定期的に検診したりする習慣が必須となります。
また歯の治療については早期に行うべきです。歯科医へ通うのは回数も多くて大変だと思いますが、治療が遅れれば悪い影響が増し、貴重な時間やお金などが失われ、幸せから遠ざかっていくと言えるでしょう。
逆に歯が健康な人は見た目の良さや体の健康につながるため、社会的信用も高まり、自己実現や他者貢献を達成しやすいのではないでしょうか。
津名東小学校(その他の学校も)の子どもたちには、できるだけ早く意識を高めて、健康な歯とともに幸せな人生を歩んでほしいと強く願います。すでに歯の健康に取り組んでいるご家庭も多いかと思います。引き続きよろしくお願いいたします。
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。