授業の様子
子どもたちの授業時間、私は教室に入って様子を見たり、お手伝いをしたりすることがあります。そこでは子どもたちの勉強をわかりたい気持ちがよく伝わってきます。頑張ってほしいと思います。そこでまずは「聞く力」が大切。よろしければ【7月13日】の記事もご覧ください。
一方で子どもたちの学び方には個性がありますから、一斉指導の傍ら、先生たちは可能な範囲で個別対応を行っています。
さて、ノートやプリントに文字を書いている時に、集中できていない児童がいます。よく観察していると、鉛筆が短いまま書いている児童の多くは集中が続いていないと感じます。その様子は低学年だけでなく高学年にも当てはまるので、「小学生と鉛筆」について調べてみました。
小学校で鉛筆を使う理由
子どもは筆圧をコントロールすることが難しく、強い力で書くとシャープペンシルの芯が折れます。そこで小学校では鉛筆が使われています。
また、シャープペンシルは細かな扱いが必要です。皆さんも、中高生でシャープペンシルを使い始めて芯が詰まった時に、授業そっちのけで直した経験があるのではないでしょうか(^^)
この作業を小学生がするとなると・・・学習どころではありません。みんなの授業時間ですから先生が手助けすることもできないのです。
文字を紙に書く用具としては、筆、鉛筆、ペンがありますが、小学生における鉛筆の効果は以下の通り大きいようです。
①鉛筆は軽いので筆圧をかけなくてはならないが、筆圧をかけることで脳が活性化する。
②芯が折れにくいので、筆圧の調整をしながら、力加減を覚えることができる。
③ペン類とは違って鉛筆は「はね」「とめ」「はらい」といった書き方の基本を身に着けたり、スケッチの時に濃淡を表現できたりする。
④長い六角柱の形状は滑りにくく、正しい持ち方、正しい姿勢につながっていく。
(続きます)