2025/3/8 09:20
学校生活
【3月8日】失敗しないほめ方(2)
3学期の学年発表🐞
自然学校が楽しみになったよ🦋
どんぐり祭りをするから来てね🌰
冷たーい😅
紙芝居来てくれた💝(阪神淡路大震災の話)
腹話術も😄おなまえは「すすむ」くん🌈
数年間の取り組みで🎊
地域イベント🍒
3世代交流だよ🌈

(続きです)

 

③努力をほめる

 結果ではなく、努力に焦点をあててほめるとどうでしょう。「テスト○○点はよく復習していたからだよ」「持久走、走り切ったね。長い時間よく耐えたね」「発表会の一生懸命さに感動したよ」と言うのです。

 すると子どもは、頑張ることがかっこいいと思うようになります。頑張れば無条件で愛されると感じ、つらい努力を乗り越えられる力がついていくでしょう。

 

④感謝ほめをする

 「ありがとう」「助かるわ」と言われれば、子どもは自分の存在価値を確認でき、人に役立つことをうれしく思うようになります。自信があり、そのうえで親切な子になっていくでしょう。

 

 ①「能力ほめ」②「結果ほめ」は私がよくやってきたなあと思います。自信をつけさせてあげようと考えていました。しかしそればかり言われると、子どもは守りに入ってしまうのです。そんなことをセミナーやYou Tubeで学びました。

 

セミナーで聞いた話

 スタンフォード大学のキャロル・ドウェック教授は、小学生を対象に、パズルを解く実験を行いました。実験参加者を2つのグループに分け、一方のグループにはパズルを解く速さや正答率に応じて「頭がいいね」と能力をほめ、もう一方のグループには「一生懸命頑張ったね」と努力をほめました。

 

 実験結果と考察は次の通りです。

 能力をほめられたグループは、難しい問題に直面すると諦めやすくなる傾向が見られました。これは、能力をほめられることで「失敗したら自分の能力がないと思われるのではないか」という不安を感じやすくなるためと考えられます。

 

 一方、努力をほめられたグループは、難しい問題にも粘り強く取り組む傾向が見られました。これは、努力をほめられることで「努力すれば能力は伸びる」という信念を持ちやすくなるためと考えられます。

 

努力を価値づける

 子どもには頑張ってほしい、つらいことでも成長につながることは乗り越えてほしい、とはすべての親、教師の願いです。その原動力である自信をつけるために、ほめます。

 

 そしてつい、よい結果をほめたり、その能力をほめたりします。

 しかし、結果が悪くても、ほかの子に負けていても、努力したことだけは見逃さず、ほめることが最も大事なのではないでしょうか。

 

 「努力すれば結果が出る」とは限りませんが「努力すれば周りにも認められ、自信がついていく」のです。そんな思いを強く持たせてあげるために、何に焦点を当ててほめるのがよいのか、親も教師も心がけたいものです。

 今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。