



夏休みが折り返しとなりました。「もう半分も終わった」「まだ半分しか進んでいない」と感じ方は人それぞれです。残り半分を切ると宿題の進捗が気になり始めます。大半を済ませ、悠々とできていればいいのですが、そういかない子が多いかもしれません。
後回しにすることが多ければ、未完成の宿題がたまってしまいます。そんな悩みを解消できたらと思い、「後回しにしない方法」について書かせていただきました。文章が長くなっています😅が、よろしくお願いいたします。
速さ(早さ)は大切
宿題をしなければならない以外にも、計画書を作成しなければならない、トイレ掃除をしなければならない、ミスを犯してしまったら修正しなくてはならない。このような課題に直面すると、大人であってもついつい後回しにしがちです。そして期限が迫ってきてから焦ってしまったり、状況を悪化させてしまったりすることが多いかもしれません。
課題を後回しにする原因はいろいろあると思います。面倒くさい。今、別のことに取り組んでいる。やり方が分からない。などなど・・・・
しかし、学校の宿題でも仕事においても早めに済ませてしまうことができれば、すっきりとした良い気持ちになれます。「しなくてはならない」というプレッシャーから早く解放される喜びは誰しも経験があるはずです。
さらに課題を提供した相手からも喜ばれます。しなければならないことを早めに仕上げる人は信用されます。逆に遅くなればなるほど、相手にストレスを与えてしまうので、「速さ(早さ)」は我々が思っている以上に評価対象となっているのです。
ではどのようにすれば、後回しにせず、早く行動することができるのでしょうか? 次の3つを考えてみました。
1、「まね」できるものは、「まね」から始める。
2、言われたら、今すぐ行う。
3、少しだけ取りかかる。
1,「まね」できるものは、「まね」から始める
与えられた課題に対して、やり方が分からずに途方に暮れてしまい、時間だけが過ぎていく。皆さんも似たような場面に心当たりがあるかもしれません。そこで「まね」できる見本を探します。
私の場合、保護者の方への通知文を作成していますが、「まね」することが中心です。毎年決まった時期に出す通知は、前年の分を編集します。
一方、かつてはなかった要件を通知する必要があれば、日本のどこかで同じ内容の通知を出している学校がないか、検索して参考にしています。まず「まね」をして、より伝わりやすい通知になるよう努めています。
子どもの学習も、なぞり書きから始めたり、先生の声に続いて同じ言葉を発したりと、「まね」をすることで基本を身に着けています。まずは「まねぶ」(「学ぶ」の古語読みで「真似る」と同義)、そして「まなぶ」。基礎が確立すれば「自ら学ぶ」と階段を上がっていくのです。
(続きます)