2025/10/4 09:00
学校生活
♦10月4日♦ アウトプット・自分の考えを言える子に(1)
【PTA愛校作業】9月27日早朝より🌞
ありがとうございました🍎
いっくよー🍓
くるりーん😄
上の学年は🐰
見事👏
追いかけるよ🐵
ブーム到来🐼
出会いがしら注意💥

 

「先生、あのね・・・」

 

「いつのことかな?」「どうしたらいいかな?」

 

 学校生活では、子どもが何かの思いを伝えにくる場面が多くあります。ところが、自分の言いたいことをうまく伝えられず、先生もしっかりと受け止められないことがあります。授業の発表場面もそうです。

 

 そのような時に、先生が子どもの気持ちを想像して代弁し、確認します。ただしそれが毎回となるといい方法ではありません。

 子どもには先生の補助に頼らず「自分の考えを言える力」が必要となります。

 

 

「考え」を「行動」につなげる力

 私はよく児童集会で「自分の考えで行動できる子になろう」と言っています。「目指す児童像」3つのうちの1つです。(あとの2つは、自らあいさつできる他人のために行動できる

 

 自分の考えで行動するためには、まず自分の考えを言えなくてはなりません。多くの児童や生徒を見てきた結果、自分の考えを言えること、文章にできること、行動に移せることは全てつながっています。

 

 私自身ができているのかと問われるとまだまだです。これまでお会いして尊敬できる方は自分の考えが確立して、説明や行動することができていました。とても魅力を感じますので、そのような人に近づきたいと常日頃思っています。

 

 さて、「自分の考えをしっかり言える子」を育むために必要なことを考えてみました。子どもたちは日々の生活で知識、体験を積み重ねています。それを土台にして大人ができることは、次の式によって成り立つのではないでしょうか。

 

(安心して発言できる環境づくり)×(子どもの語彙力向上)

 

安心して発言できる環境作り

 例えば授業中に発表した時、求められていた回答とかけ離れた場合、本人が恥ずかしい思いをすることがあります。しかし先生が発言の意図を受容したり、周りが温かな雰囲気であったりすると、以後の発表意欲は失われません。

 

 算数では不正解の恐れがあって発言を尻込みする子どもがいますが、道徳などは思い切って自分の考えを発言できます。「道徳の時間が大好き」という児童も多いのです。(詳しくは6月28日「道徳でつけたい力」をご覧ください)

 

 安心して発言できることが増えれば、自分の考えを伝える力がぐんぐん伸びます。授業に限らず、話をしやすい環境づくりは、大人の大切な役目です。

 

 子どもが何か言いたげな時、大人側が作業を中断して、子どもの目を見て傾聴する姿勢を示せば、子どもは頑張って言葉を出そうとするでしょう。1回だけでは身に付かなくても、大人が聞き役を続けると表現する力が育っていくのではないでしょうか。

 

 大人が忙しい時は、子どもの話を遮らず傾聴することが難しいと思います。けれども傾聴できる時間をどこかで作ってみてください。子どもはきっとその姿勢を察知して、一生懸命発言してくれるでしょう。

 

(続きます)