






自信がつく2つの方法
子どもたちは成長していく中で、自分と他人を比べてしまう場面に幾度も出会います。その結果、一喜一憂の感情を伴うことがあります。
大人から見れば「比べないで、自分らしくでいいよ」という場面もありながら、子ども心に比較してしまう心理も理解できます。
そして比較した結果から、自分を奮い起こして頑張ろうとするか、気力をなくして努力を諦めてしまうかの別れ道があります。その原因の一つは自分に自信があるかないかだと私は思います。
そのような中で、いかにして揺るぎない自信を育んでいくべきか、「自信がつく2つの方法」について、私の思いをお話しさせていただきます。
1、「好きな事」に没頭する
2、「約束事」を守る
1、「好きなこと」に没頭し、自己信頼の根を張る
一つ目の方法は、「自分の好きなことを思いっきり、情熱を持って行うこと」です。
国民的漫画『ドラえもん』に登場するジャイアンは、強い自信を持っているキャラクターです。なぜ彼はあれほどまでに堂々としていられるのでしょうか。
それは、彼が自らリサイタルを開くほど歌うことが好きだからです。「俺様は歌が上手い」と心の底から信じ、スター気取りです。
自信とは「自分を信じる」と書きます。根拠があるかどうか以上に、まずは自分が自分の一番の理解者であり、ファンであること。これが自信の原点です。
そして「好き」という感情は、誰に強制されることもなく、自発的な努力を引き出します。その夢中になる時間の積み重ねが、心の奥に「自己信頼」という確かな根を張っていくのです。
「苦労を乗り越えてこそ自信がつく」という考え方もあります。確かにそれも一理ありますが、子どもにとって、苦労を越えた先の成果をまだまだ経験していません。
まずは「好き」を入り口にし、楽しみながら成功体験や夢中になる経験を積み重ねること。それが結果として、苦労に立ち向かう際の「折れない心」へとつながっていくのだと思います。
2、「約束事」を守り、誠実さを積み上げる
二つ目の方法は、「約束事を守ること」です。
ここで言う約束事とは、社会のルールであると同時に、「自分自身への誠実さ」でもあります。
学校生活における約束事、例えば、時間を守る、挨拶をする、持ち物を整える、役割を果たす。これらは決して難しいことではありません。しかし、これらを一つひとつ丁寧に積み重ねている子は、非常に自信に満ちた表情をしています。
なぜなら、約束を守るという行為は、心の中に「私は正しいことをしている」「僕は他人の役に立っている」という肯定的なセルフイメージを蓄積させていくからです。
逆に、些細な約束を破り続けてしまうと、心のどこかに「後ろめたさ」が生まれます。その小さな後ろめたさが積み重なると、どれだけ表面上は取り繕っていても、心の奥底にある本当の自信を蝕んでしまうのです。
「決めたことをやり遂げた」という小さな達成感の連続こそが、子どもたちの自己肯定感を支える「心の基盤」となるのです。
(続きます)