2022/6/4 09:20
お知らせ
(6月4日)叱られ方、叱り方(2)
育ちました🍀
藍の種プロジェクト2022、今日は畑に植え替え🌳
藍染めされた「ドンザ」✨ 60年くらい前まで、主に漁業関係者が着用していたそうです✨
一人一苗🌟
大きくなってね🎏
講師先生ともうちとけて😄

 

(続きです)

 

 こちらが、叱るべき事案だと思っても、叱られる基準が子どもによって違うので、反応が様々になっています。素直に聞ける子もいれば、なぜ叱られるのか分からないという子もいます。

 叱られることに慣れすぎた子や、叱られたらとてもつらく感じる子は内容の理解に至っていない場合も多いです。

 

 叱られる経験が少ないと、自分の思いを主張しやすい反面、わがままを通すことにもつながります。親以外から突然叱られると、心にダメージを受けるかもしれません。

 反対に必要以上に叱られていると、子どもは委縮したり、聞き流したりします。叱る人がいなかったら、わがままをすることもあるでしょう。

 叱らないのもよくないし、叱りすぎもよくないので、どうすればいいのか、考えてみたいと思います。

 

 まず叱られる子どもの立場になって考えてみます。

 「学校は社会性を学ぶ」という側面があります。ですので、子どもが家庭で得ている価値基準に新たな基準が加わり、視野を広げることができます。

 例えば、家であまり叱られることをしていなくても、学校では友だちが叱られる場面を見る機会があります。そこで、叱られる基準を見つけたり、自分の意とは違うとしても、守らなくてはならない集団生活のルールを知ったりします。

 

 さらに、叱る人(主に先生ですが、友だちの時もあります)にも個性があり、自分がどのように対応していくべきか考えることができます。先生によって叱り方が若干違う場面があるかもしれません。

 その差分がないように努めていますが、それに対してよりよく自分の考えに落とし込むことも、一つの勉強になるのではないでしょうか。社会に出れば、様々な環境や人間関係に対応しなくてはなりません。

 

 子どもは、いろいろな経験(間違いをおかしたり、友だちとトラブルになったりなどの負の経験)を通して叱られたり、謝罪したりしています。

 その時に叱られた理由を受け止め、その後の対処の仕方を見つけると、負の経験が自分のプラスになって返ってくることでしょう。

 

(続きます)