1995年(平成7年)に阪神淡路大震災が起こって、28年がたちます。防災の取組は毎年行われ、追悼の意を表し、私たちの防災意識を確認してきました。本校においても防災担当教員を中心に万一の事態に備えて訓練を行なっています。
防災についてしっかり学ぶことは地震時の対応だけでなく、日常に潜む危険から身を守ることにつながっています。子どもたちはもとより私たちも、普段から防災・安全の心構えが必要となります。とりわけ、交通安全、学校安全は喫緊の課題であります。
交通安全について
車を運転する人も最大限気をつけていますし、子どもたちも気をつけて登下校しています。しかし人間ですから、一瞬の油断があるかも知れません。そのようなことがあったとしても、対策を行なっているか、そうでないかで結果が変わってくるのではないでしょうか。
大人(運転手)が気をつけることはここでは書きませんが、子どもたちには次のことに取り組んでほしいと思います。
①ドライバーが分かりやすいように、登下校時は黄色帽子をかぶる
②見通しの悪い場所は一旦立ち止まって安全確認をする
③風の強い日は、傘や帽子を飛ばされないようにする
④交差点で道路を横断するときは曲がってくる車にも注意する
⑤歩道でも、車から離れた位置を歩く
②については、視覚情報から判断しないので、子どもにとっては難易度が上がります。「予測」して行動する能力はできるだけ早く身につけさせたいものです。
事故のほとんどは、偶発的なことでなく、起こるべくして起こると聞いたことがあります。歩行者と運転者が双方注意していれば、事故は起こりませんし、歩行者が気をつけていれば、運転者の油断があっても、事故を回避できる可能性は上がります。
また、事故発生は精神的ストレスとも関係があるそうです。交通安全意識の他にも、安定した心の状態が大切になってきます。安定した心のために良好な生活習慣も求められるのではないでしょうか。
(続きます)