(続きです)
さて、親子関係に話を戻します。子どもの様子を見ていると、何かと注文つけたくなることが毎日出てきます。
子どもは言われることを分かっていながら、いつごろか反発する態度を出してしまうのではないでしょうか。
「あれ? 今までは素直に聞いていたのに・・・」と親のほうが戸惑ってしまいます。
子どもが適切な行動をするために、親はどの様にすればよいのでしょうか?
それは、子どもから親に向かって何かのアクションを起こしてきた時に、日頃からしっかりと向き合っているかどうかが大事である、と私は考えます。
親から子へのアクションは、子どもが求めていないアドバイスをすることになります。だから反発が生まれやすいのです。逆方向(子→親)の時にチャンスを生かしてください。
その時に大切なのは次の2点です。
①子が求めてきた内容を最後まで聞き取る。(これが意外と難しいのです)
②どうすればよいか考えさせて、自分で決めさせる。(子が決断するための情報提供は必要です)
①ができると子ども自身も聞き耳を持つことができます。聞いてもらえないと子が感じると、反発します。
子の感情がどのように動いたかは大事です。自立しようとしている子が、先に否定されたり、余計な助言を受けたりしても感情が良い方向に動きません。
「言い分を聞いてくれた」という思い(感情)を基本に、例えば「自分の行っていることが正しいのか、間違っているのか」という思考に繋がるのです。
まとめです
「発達段階に応じて、お子さんとの距離感を確認してください。」
「お子さんのベクトルが親に向かっている時こそ、しっかり対応してあげてください。」
少し偉そうに言ってしまいましたが、今、お子さんが反抗期でお困りの方へ、また今後反抗期を迎えた時のために、少しでもお役に立てられたらなと思います。
今回も大変長くなりましたが、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
私は中学時代、「人が変わったのか、と思うくらい言葉遣いが悪くなった。」と親から言われました。 (泣)