(続きです)
(2)の「家族や友達、先生に優しくしてもらっている」子どもが、その次に幸せを感じられることは
「自分が他人の役に立っていると感じるとき」
だと思います。家の手伝いをしたり、落とし物を持ち主に届けたり、自分の頑張りが他人に勇気を与えたり・・・。この「他人の役に立つ」行動は、世の中すべての仕事における共通点ではないでしょうか。大人も他人の役に立っていると実感があるからこそ、頑張れるはずです。
ですから、子どもに対して「ありがとう」とか「いるだけでうれしいよ」と言ってあげると最高の幸せを感じると思います。
「他人の役に立っている」という実感のある子どもは、自分の存在価値を感じて、それを向上させようと自己実現の努力が始まっていくのではないでしょうか。
子どもをコントロールしようと思えば、無理が出ますが、子どもに幸せを感じさせると自発的に頑張りだすようになります。
じつは私が、そのことを学習小の子たちに教えてもらっているなあと最近感じています。
「ああしよう」「こうしよう」も学校ではありがちなことですが、その前に子どもの日々の幸福感を大切にしていきたいなと思います。今回も読んでくださりありがとうございました。