6月から7月にかけて、児童会は「おばけやしき」を企画運営しました。イベントを成し遂げるためには、数々の苦労があったことでしょう。
先生に実施可否の伺いを立てて了承されれば、計画から準備へと多くの時間を投下しなければなりません。それでも児童会役員の子たちは、挑戦することを選びました。ねらいは明確です。「学習小学校のみんなに楽しんでもらいたい。」この一点のために、力を尽くそうと決意したのです。
さて、実施時間帯は? 場所は? 全校生の参加のさせ方は? 先生のサポート体制は? いろいろな課題を解決しなくてはなりません。大事なのは授業に影響が出ないようにすることと、安全対策です。児童会担当教員もその点を踏まえて指導してくれました。
今回の記事を配信している現在は、「おばけやしき」のイベントは終了しています。お子さんは、何か感想を言っていたでしょうか? 児童会役員の思いが伝わっていれば幸いに思います。また、企画運営した児童会役員の子たちは、どのようなことをご家庭で話されていたでしょうか?
イベントを企画運営する、チームのキャプテンとなる、家庭の中心となって家族の世話をする、話し合い活動の進行役をする・・・
このような立場になる人は、その集団の中では一目置かれていることでしょう。何かしらの能力を期待され、皆の代表になることを勧められたり、自然とその立場になったりするものです。または、その責任を好んで志願する人もいます。
私の小中学校時代は自ら責任ある立場に立候補するというのは、本当に稀(まれ)なことでした。例えば児童会や生徒会への立候補者がいないので、クラスで何とか推薦者を決めていたと思います。私が所属していた学年がたまたま、そうであったのかもしれませんが・・・
しかし、学習小の子どもたちには、責任のある立場をできるだけ多く経験してほしいと思っています。最初はくじ引きで当たってしまった、でもいいと思います。
今回、「おばけやしき」を企画した子たちは、どんなことを学んで、どのような力がついていくのでしょうか。以下は私の想像です。
・自分たちの思いを実現するために、周囲に説明したり説得したりする力
・どのような仕掛けを用意すれば、参加者がワクワク、ドキドキするのかを想像する力
・参考資料を集める情報収集力
・皆が休憩時間を過ごしている間にも、準備に時間を投下できる体力・気力
・企画運営する仲間同士で高めあうチーム力
(続きます)